出張とはいえ今回の東京滞在のストレスたるや、半端ではない。
勿論、夜にもなれば昔の楽しい同僚たちと集まって一杯やるのも嬉しい限りだけれど、昼間の会議、会議、また会議にいい加減疲れてくる。
先週味わった、久々の「胃痛」も電話の向こうの家族の声と多くの友人との会話に何とか癒され、昼間の調子は戻ってきたものの、精神的には少々ツライ時期だったかもしれない。
そんなワケで
「私、実家に帰らせていただきます」
ということで、唐突だけど週末を利用して実家のある香川県に帰ってきた。
今回の目的は「ゆっくりしたい」というよりも、アメリカにいる間に亡くなった伯母に線香をあげたかったから。
引越し前にお会いし「またすぐくるからね」と約束し、我々が休暇中にディズニーワールドで遊んでいる間に他界した。携帯電話がまったく通じず、実家から何度も電話があったにもかかわらず呑気に遊んでいた自分が情けなかった。
たまたま実家に電話をかけたところ「何度も電話していたのに」と言われ、大変悔やんだ。
だからせめて早いうちに、できれば会いに行きたかったのだ。
前回日本を訪れたときはあまりに時間が無かったので、今回はいくらか時間があるので是非帰りたいと思っていた。
金曜の最終のJAL便で高松へ。
JALがスーパーシートを廃止し、「クラスJ」を設定してから始めての搭乗だけど、雑感としては「1,000円分の価値」といったところ。値段相応。可も無く、不可もなく。
レンタカーを借りて実家まで飛ばす。
実家は「少林寺」発祥の地として、その筋の方には有名な土地だ。まあ、それ以外何も無いけどね。
1年ぶりに母と対面し、父に線香をあげる。夕食のカツオのタタキとアジのタタキでビールがすすむ。
次の日の朝は早速、伯母の下へ。
葬儀に参列していない分実感が沸かないが、やっぱり寂しい。
こんな話ばかりだと暗くなってしまうが、甥っ子、姪っ子とも久々の対面。
食事を共にし、姪っ子が今ハマっているという吹奏楽のコンクールを観にいくこともできた。
そしてなんと姪っ子の中学は金賞を受賞し、見事四国大会へ進出となった。
孫が活躍できたところを見れた私の母は、大変嬉しそうだった。私も嬉しい。
たまたまその姪っ子が来週末、友達と東京へ来てディズニーランドに行くらしい。
道中は中学生2人だけなので「最近、ヘンな連中が多いので気をつけるように」と節介を焼いてしまう。
ご存知の方も多いかと思うが、四国の香川県は「さぬきうどん」で有名である。
これを食わずして「さぬき」を語る無かれ。
とは言うものの、昔ほどうどんを食ってない「さぬき人」。
最近は旨いうどん屋もラーメン・ブームに押されてる。
まあ、一過性のものだと思うけど。。。
とはいいながらも、高松のサンポートという港の複合施設にラーメン屋が6軒集まるフロアがあり、そこでラーメンを食った。旨いね~。ニッポンのラーメン文化バンザイ!
丁度「河相我聞」がオーナー・プロデュースという店、その名も「我聞」がオープンしたばかりで、当人も訪問していたことも相乗し、ものすごーい行列。TVの取材があったりもした。
個人的にラーメンのために列に並ぶことのできないワタクシは、別の店へ。
とまあ、いろいろ旨いものを食ったけれど、最後に空港で食べた「かな泉(超有名なチェーン)」の肉ぶっかけは、さぬきの魂のカタマリのような味だった。
この旨さに心が震える。さぬきのうどん文化、バンザイ!
2泊3日はあっという間に過ぎ、しかし久々に家族の元気な顔が見られて良かったなと思いつつホテルへ戻った。
明日からまた東京生活第3章が始まる。