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どうもありがとうございました♪
by koolseigo
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さらば「東京ジョーズ」、我が人生の母校2

記事を書いてTB戴いたところ、多くの方に共感いただいたので、東京ジョーズにまつわる話を少し書き下ろしてみました。
なんせ大学時代の4年間、その多くの時間を共に過ごしたのですから。
舞台裏が覗けるかもしれません。あなたもそこにいたかも・・・?

1. 東京ジョーズとの出会い
2. 入店、半人前の黒タイまでの道のり




0. この記事を・・・

初めてお世話になった支配人の北山さん、
次の阿部支配人、
最後に訪れたときお世話になった東支配人、
長年お世話になった吉田副支配人、
廣山さん、加藤さんを始めとする多くの社員の皆様、
キッチンでお世話になり、現在「厩の食卓」にて頑張っていらっしゃる太田さん、山口さん、
椎葉さん、相川さん、相澤さんを始めとする多くの先輩方、
愛すべき同僚、後輩たちに感謝と共に捧げます。

1. 東京ジョーズとの出会い

大学のために田舎から上京してきたセーネンは、とりあえず長い、長い夏休みを「金も無いのに」どうやって過ごすか?考えていました。
新聞やフロム・エーを眺めては「うーん」とか「あー」とかいいながら、自給や待遇を比べて、お金以上に何か付加価値の高そうなものを見つけたいと思っていたのです。
とはいえ、初めての東京でのバイト。
なにがどーなっているのやら、さっぱりわかりまへん。
まあとりあえず、場所柄「お金持ちの集まりそうな」土地で、「普段あまり個人的に行く機会のなさそうな」場所のバイトをしよう、と探していたところ、
「赤坂、まかない付き、自給900円スタート」という好条件を見つけます。
早速電話して面接を申し込みました。
最初の面接ではコーヒーとキーライムパイが供され、当時の「鬼のような」北山支配人と面接したのでした。
この人は大阪の人で番はってたそうで、ヒジョーに怖かった。でもとてつもなくやさしかった。

2. 入店、半人前の黒タイまでの道のり

面接にパスすると、今度はトレーニングの開始。
実際の接客までに何回もデスク・トレーニング、OJTを繰り返します。
このときのコスチュームは基本コスチュームに赤の蝶ネクタイです。
OJTでは敬語の使い方、ロールプレイを交えた接客が叩き込まれます。
そして一見、尋常ではないと思えるほど大きなトレーを片手で持ち上げるテクニックを身に着けます。
さすがに女の子には厳しいので、女性は両手持ちもアリでしたが、男子はクールに片手もちです。
それらのトレーニングが終わるまでに、余った時間はお客様が帰った後のテーブルの片付け、いわゆる「バッシング」をするバス・ボーイとして働きます。
これらホテル接客並みの教育を受け、見事に「見極め」という試験をパスした暁には、蝶タイが赤から黒へ変わります。
一応、ここまでくれば周囲にも溶け込め、「バイト以上の何か」を感じたりするようになります。
ここまできて、やっと半人前として認められます。
でも残念ながら性に合わなかったり、厳しすぎると判断して、ここに行くまでに60%の人は辞めていきます。
バイトに要求するレベルは高いけれど、それだけ見返りも大きいのです。
自給は働き次第で確実に上がっていきます。最近企業でもよくみかけるようになった「ペイ・フォー・パフォーマンス」が実践されていました。

★次回「さらば「東京ジョーズ」、我が人生の母校3」へ続きます★
by koolseigo | 2005-04-14 06:16 | 雑文雑記@NY
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